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仏舎利塔

不思議なご縁でこの地にお祀りをされているお仏舎利(お釈迦様のご遺骨)についてご紹介します。

仏舎利塔

仏舎利塔は、インドでは『ストゥーパ』と呼ばれている石塔です。
その内部にはお仏舎利が納められます。
お仏舎利とはお釈迦樣のご遺骨のことで、仏舎利塔とはお釈迦様の墓所を意味しています。
お釈迦さまの死後、インドでは各地に仏舎利塔が造られ、それぞれが礼拝の対象となりました。
日本でも仏教が伝来して以来、各地に七重の塔や石の仏舎利塔が建てられました。

ビルマが結んだ不思議なご縁

靖国寺のお仏舎利は、ビルマ(現ミャンマー)にまつわる不思議なご縁によってこの地に参られました。

当山に安置されるお仏舎利は、東京の善福寺・田中一義老師が当時のビルマ国王より贈られたご遺骨です。田中老師は戦後、何度もビルマに渡航、そこで戦死をされた日本人や現地の方々の慰霊供養を勤められました。それは四十数回にも及びました。
その功績を称え、ビルマ国王が田中老師にお仏舎利を贈られたのです。
また、当山は御本尊にビルマ伝来の釋迦牟尼佛坐像の金仏を安置しています。それを知った田中老師は深い感銘とご縁を感じられ、旧知であった当山の前住職へお奉りして欲しいとのご意向を示されました。

こうしたビルマが結んだご縁、さらには檀信徒の篤い志と多大なる御協力のもと仏舎利塔を建立、ご遺骨を安置し大切に守り継いでいます。

平成19年に落慶式。仏舎利塔の1階部分には永代供養堂を設け、
お釈迦樣にいだかれる墓所として多くの方々にもご利用頂いています。

永代供養のご案内

靖国寺の永代供養堂は、お佛舎利をお奉りする佛舍利塔の一階にあります。
そこには、大切な方がお釈迦様にいだかれながら、
安らかにお眠りいただけるようにとの想いが込められています。

永代供養について

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